雨量計というと、気象観測で使われていることは有名でしょう。しかし、洪水予報や水防警報の発令や河川管理、また治水、利水計画を図ることなどを目的としても雨量観測は行われています。これらの観測場所を水文観測所といい、全国に約2、800ヶ所建てられています。観測方法は3つあり、そのひとつである普通観測は普通雨量計を使った目視観測です。もうひとつが自記観測で、記録器を持つ器械を作動させおき、最後にその記録を読み取り整理する観測方法です。最後がテレメーターを使った観測で、遠隔地で自動観測し無線等でデータを集める方法です。使用されている観測機器には、普通式と転倒ます型式があります。この他にいっ水式雨雪量計、温水式雨雪量計が寒冷地用として、電磁弁式雨量計などが豪雪地帯用として使われています。雪も熱等で溶かし、水に変えてから観測します。

雨量計はどのような計器か。

雨量計は3つの部分からなります。1つ目は、雨が降り、雨が入ってくる部分です。受水口といいます。2つ目は降った雨を集める部分です。漏斗です。3つ目は入り込んだ雨の量を測る部分です。転倒ますです。受水口から雨が入り、漏斗で雨を集めます。その後、転倒ますから雨水がためられます。雨水がある一定量に達すると、転倒ますが倒れます。そして、たまった雨水が排水されます。転倒ますが倒れることにより、反対側のますに雨水が再び溜まり始めます。転倒ますが倒れるたびに、接点パルスが発生します。したがって、このパルスを継続することで、降水量を知ることができます。雨量計を設置する場合には、できるだけ風の影響がない場所が理想的です。測定の誤差を最小限に抑えるため、樹木、建物などの障害物がないことが望ましいです。受水口はできるだけ低くします。雪の多い地域の場合は、積雪の深さを考慮してから、かさ上げをします。

家庭菜園をやるなら雨量計を使おう

測量の器具にはたくさんの種類があります。ダイエットの際には体重計に何度も乗ることがあるでしょう。自動車のスピード違反を取り締まる際には速度を測るスピードガンが使われたりします。雨の降水量を測る器具もあります。雨量計は主に天気予報に用いられており、洪水の防止や警戒といったことに使われています。ペットボトルを使えば、自宅でも簡単な雨量計を作ることができます。家で洪水の防止などはしないから作っても全く意味がないかというと、そうでもありません。趣味などでガーデニングや家庭菜園をやっている人にとっては、降水量が分かることは大いに役立ちます。植物には水が必要ですが、多くやりすぎると根が腐って枯れてしまいます。雨が降った日に降水量が分かれば、その日に水をやるかどうかの判断や、水の量の調整がしやすくなります。